ロジブログ

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監査法人時代

本日は私の独立前の昔話を少ししますね。

 

2008年に公認会計士試験に合格し、新日本有限責任監査法人に入所しました。

入所してからは上場企業の監査を独立するまでの8年間しておりました。会計士の独占業務である財務諸表監査は簡単にいうと会社が作った決算書を第三者の独立の立場である公認会計士(監査法人)が適正であるとお墨付きをあげる業務です。

 

公認会計士は報酬をお客様である上場会社からもらうのですが、財務諸表監査で保護する相手は株主、投資家、金融機関なんです。上場企業は上場を維持するために公認会計士の監査をしゃーなしで受けるわけですよ。

なので、個人差はあるにせよ、会計士は上記の捻じれに悩んでます。具体的にはお客様から感謝される仕事ではないため、仕事で承認欲求が満たしにくいです。しかも近年は度重なる企業の粉飾決算によって、形式的な監査手続は増え、お客様には嫌な顔をされる一方です。このことを理由に転職、独立する会計士が多く、監査法人は慢性的な人手不足です。

 

私も上記の同様の理由で独立してお客様と同じ方向を向いてお客様のため仕事をしたいと思い、8年間在籍した監査法人を辞め、コンサルタント、税理士として独立しました。監査法人での経験は独立した現在も貴重な経験だったなぁと思います、だって業界で成功している上場企業の会社の財務の中身が見れてしまう仕事なわけですから。独立した今でもお客様へのコンサルに大変役に立ってます!

特に会社の事業の流れを把握して問題点を指摘するのは大得意です、これが税理士ではなく公認会計士の最大の強みかと思います。その代わり細かい税務には弱い公認会計士が多いですね(笑)

 

弊社の有資格者は公認会計士が3名所属しています、税務だけではなく経営コンサルも合わせてご希望な方はお気軽に弊社までお問い合わせ下さいませ。

 

なお、私は農学部農学科卒業で簿記のボの字も全くわからない初学者から公認会計士の勉強をスタートしました。最初、貸方借方を「タイホウシャクホウ」と読んでましたもん(笑)人間、切羽詰まって本気出したら何とかなるもんですよ、7年かかったけど。